『蛮神』の反対語って『上品なパンピー』なのかな。
たまごまんです。
今回は1枚のカードからデッキを作っていこうという記事です。
僕はそもそもデッキ構築があまり得意ではないのですが、言語化することで少しでも
苦手意識を払拭しようという超私的な考えもあってこの記事を書いてます。
さて、今回考えていくのがこちら。
くっころ女騎士【14-116H】マシュリー
一つ目の能力は召喚獣のコストを属性不問で下げてくれるもの。
コストが1下がるということは奇数のカードが偶数になること、
すなわち3cpのカードが2cpに、もとい手札1枚をコストに
撃てるようになるということです。
これはなかなかバカにならなくて、【12-002H】アマテラスや
【9-068H】ドラゴンのようないざというときのためのカードを
構えやすくなるのは非常に魅力的です。
二つ目の能力はブレイクゾーンの召喚獣を3枚除外することで
3つの能力のどれかを使えるもの。対になっている【14-118H】
シュテル・リオニスと比べると圧倒的に能力が腐りにくいです。
特にバウンス効果の汎用性が高く、自身を戻して守ったり、
【14-102L】海神リヴァイアサンや【14-042L】雲神ビスマルクの
能力を誘発させたり、単に攻撃を通す為に使ったりと本当に
用途が多岐にわたります。
これら二つの能力を最大限に引き出すべく、デッキを作っていきたい
ところですが、一方で欠点もあります。
それは、デッキの多数を召喚獣にしないと機能しない、ということ。
一般的なデッキの召喚獣の枚数は9枚前後。ただこれだと【14-116H】マシュリーの
2つ目の効果はゲーム中最大3回しか使えないことになります。
存分に能力を発揮するには倍の18枚ほしいところ。ただ、召喚獣を多くすると
デッキのフォワードもしくはバックアップを削ることになります。
バックアップを削る場合は良いですが、フォワードを削りすぎると
そもそもの勝ち筋が薄くなってしまいます。
この問題を解決しなければおよそデッキとはいえない代物ができてしまうか、
あるいは【14-116H】マシュリーが核と呼べないにデッキになってしまっているか、
いずれにしてもいい結果にはならないでしょう。
では、これを解決する案を考えてみましょう。
案1.盤面に残るフィニッシャーを用意する
コントロールデッキの定石として、ゲームを決めるカードを用意すること。
フィニッシャーの条件は①対処されにくく②コンスタントにダメージを
稼げる、この2点です。
1枚でダメージを詰めれる【13-079L】ベヒーモス・K等はいい選択になるでしょう。
ちなみに【11-140S】カダージュはこの条件を満たしていますが、残念ながら
【14-116H】マシュリーと併用はできません。
案2.一気にダメージを与えるギミックを用意する
対戦相手のフォワードのみ全除去して一気にダメージを与えたり、
一気に展開して【5-099H】イルーアのスペシャルアビリティ等で
全部にヘイストを与えたり、要するに一瞬でゲームを決める手段を用意します。
例えば【10-120L】フォルカと【1-181H】オニオンナイトのコンボは
召喚獣を多く採用する【14-116H】マシュリー構築と噛み合っていますね。
※補足
【10-120L】フォルカの効果で【1-181H】オニオンナイトとバックアップ1枚を
アクティブにし、そのバックアップを使って【1-181H】オニオンナイトの効果を
使用し、手札に戻した【1-181H】オニオンナイトを場に出すことで、もう一度
アタックができるようになります。これを手札の水属性の召喚獣の数だけ
繰り返すことができるので、ダメージを一気に稼ぐことができます。
案1も間違いではないと思いますが、今回は案2で作っていきたいと思います。
まず初めに【1-181H】オニオンナイトと【14-116H】マシュリーが共存できるよう、
【1-183H】コスモスを採用します。そして光属性を複数並べるということで、
攻撃を通す手段として【3-145L】聖天使アルテマが採用できますね。
【1-183H】コスモスは複数枚採用する必要があるので、光属性をなんとかして
手札から捨てるギミックも必要になってきます。昔ながらの【1-172C】モーグリや
【4-128C】コヨコヨでもいいですし、【10-127H】シトラの能力の弾にもできます。
デッキの減りが半端なく早くなりそうなので、【10-120L】フォルカのコンボは複数
積んでおきたいですね。コンボの発動を担保するためデッキの召喚獣はできるだけ
水属性で固める必要もあります。
【3-145L】聖天使アルテマを最大限に強くするため、光属性のフォワードをある程度
採用したいので、【13-103L】マーテリアと【10-127H】シトラも候補に挙がります。
ここまでくるとデッキの輪郭が見えてきます。
【14-116H】マシュリー、【10-127H】シトラ、【1-181H】オニオンナイト、
【1-183H】コスモス、【3-145L】聖天使アルテマ、【10-120L】フォルカ・・・
そして水属性のカード。後はここに肉付けをしていきます。
まずはバックアップの安定性です。水単である以上カードは限られますが、
【10-112H】サラは勿論、手札で詰まった光属性を捨てれる【11-121C】ポロムを
サーチできる【3-143C】レオノーラは優秀です。
次に【13-093H】サラのサーチ先。キーカードである【14-116H】マシュリーも
サーチができるこのカードですが、バックアップのサーチ先も欲しいところ。
色々ありますが、手札を入れ替えれる【10-106L】アーシェをサポートできる
【5-166S】ラスラを、今回は採用してみましょう。
どちらも【10-112H】サラでサーチができるので、枚数を抑えることができます。
最後に、水属性の召喚獣を沢山デッキに入れることは決まっているので、
大きな恩恵を受けることのできる【1-177R】ユウナを3枚採用します。
そうするとバックアップは大体こんな感じになります。
6種類というのは少し少ない気もしますが、【1-183H】コスモスと
【1-177R】ユウナは極力場に置きたいですし、二種類のバックアップサーチが
採用されているので、バック事故はそんなに起きないのではないでしょうか。
次に今回のデッキの中心である召喚獣を選んでいきます。
【14-116H】マシュリーの能力を忌憚なく発するために18枚ほど採用したいです。
水属性の定番召喚獣と言えば【12-097H】シルドラや【9-114C】不浄王キュクレイン
ですが、今回はちょっと違ったアプローチをしたいと思います。
【12-097H】シルドラについては、光属性と召喚獣が多いデッキなのでサーチ先が
あまり多くないこと、【9-114C】不浄王キュクレインについては、せっかく
【14-116H】マシュリーと【1-177R】ユウナでコストを下げれるのだから、
普段使うには少しコストが重いカードを採用していこうという考えです。
【12-108C】レモラや【14-113R】リヴァイアサンとかですね。
環境次第では【2-133R】不浄王キュクレインもありですが、【12-108C】レモラと
役割が被っているので今回は採用を見送ります。
序盤を支える【3-123R】暗黒の雲ファムフリートを加えると、【1-172C】モーグリ、
【4-128C】コヨコヨも含め、すべてEXバースト持ちであることがわかります。
折角なので【14-112L】ラーサーを使えるギミックを搭載してみますか。
【10-125H】リヴァイアサンを採用し、EXバーストをダメージゾーンに意図的に
貯めれるようにしてみます。普通に使う分には少し重い【10-125H】リヴァイアサンも
2cpや1cpなら普通に使える召喚獣に化けます。【14-112L】ラーサーも、手札で余った
光属性をダメージゾーンと入れ替えれますし、【3-145L】聖天使アルテマのような
キーカードが埋まってしまっても回収できるので相性がいいですね。
ここに【3-145L】聖天使アルテマが加わり、こんな感じになります。
最後にフォワードです。メインカードの【14-116H】マシュリーに加え、
ここまで名前を出した【10-120L】フォルカ、【1-181H】オニオンナイト、
【10-127H】シトラ、【10-106L】アーシェ、【14-112L】ラーサー、
【13-103L】マーテリアを入れるともうほとんど枠がありません。
【13-103L】マーテリアの都合上もう一種類光属性を入れたいので、
悩むところですが今回は【14-116H】マシュリーを使いまわせる
【12-109L】レナを採用してみることにしました。
残りの枠は数枚です。
残りは悩みに悩んだのですが、【14-102L】海神リヴァイアサンは先述したように
【14-116H】マシュリーと組み合わせると面白そうなので、2枚投入。
そして召喚獣とシナジーのある【7-119H】ハリカルナッソスを入れることにしました。
これで完成です。
あとは実際に使ってみて細かいところを調整していきます。
今回はかなり長くなりましたが、いかがでしょうか。
普段何を考えてデッキを組んでいるのかが少しでもお伝えできているなら幸いです。
ではでは。